- せいしん
- I
せいしん【世臣】代々仕えている家臣。 譜代の臣。II
「徳川家の~大久保氏の支流である/伊沢蘭軒(鴎外)」
せいしん【制震】地震, あるいは新幹線などから受ける振動を低減するために, 何らかの装置・機構によって制御すること。III「~材」「~構造」
せいしん【成心】(1)たくらみごとのある心。 したごころ。(2)ある立場・考え方などにとらわれた見方。 先入観。IV「~があつちや, 好い批評が出来ない/明暗(漱石)」
せいしん【星辰】〔「辰」は日月星の総称〕ほし。 また, 星座。Vせいしん【正寝】(1)表御殿(オモテゴテン)。 正殿。(2)紫宸殿(シシンデン)。VIせいしん【正心】心を正しくすること。 また, 正しい心。VIIせいしん【清心】汚れのない清らかな心。VIIIせいしん【清新】新しく, 生き生きとしていること。 さわやかなさま。「~の気を吹き込む」「~な趣味/田舎教師(花袋)」
﹛派生﹜~ さ(名)IXせいしん【清晨】きよらかな朝。 すがすがしい朝。Xせいしん【清津】朝鮮民主主義人民共和国北東部, 日本海に臨む港湾都市。 製鉄・繊維・化学・水産加工などの工業が発達。 チョンジン。XIせいしん【清真】きよらかで飾らないこと。XIIせいしん【生新】生き生きとして新しい・こと(さま)。XIIIせいしん【生辰】生まれた日。 誕生日。 生日。XIVせいしん【省親】親の安否をたずねること。XV「屡(シバシバ)~のために帰つたらしい/北条霞亭(鴎外)」
せいしん【精神】(1)人間の心。 心のはたらき。「健全なる~は健全なる身体に宿る」
(2)物事に対する心の持ち方。 気構え。 気力。「そういう~では成功はおぼつかない」「~を集中する」「スポーツマン~」「姨(オバ)さんの頼なら…火水の中へでも飛込む~だ/金色夜叉(紅葉)」
(3)物事の最も根本的な意義。 真の目的。 理念。「憲法の~にもとる」「教育基本法の~にたちかえる」
(4)〔哲〕〔英 spirit; (ドイツ) Geist; (フランス) esprit〕(ア)(物質・肉体に対して)心・意識・霊魂など。 (イ)心の本質・本体。 感覚や情念などのはたらきとは異なる高次の普遍的性質をもち, 理性・理念・意志・愛などの主体となる一方, 非個人的な実体として世界の秩序やその形而上学的原理ともされる。~一到(イツトウ)何事か成らざらん〔朱子語類〕精神を集中して事に当たればどんな難事でもできないことはない。XVIせいしん【西晋】⇒ 晋(2)XVIIせいしん【西秦】五胡十六国の一。 鮮卑族の乞伏国仁が苻竪の死後甘粛省中部で自立し, 建国(385-431)。 夏(カ)に滅ぼされた。 秦。XVIIIせいしん【西進】西に向かって進むこと。⇔ 東進XIXせいしん【誠信】まこと。 信実。 誠実。XXせいしん【誠心】まごころ。 偽りのない気持ち。XXIせいしん【静振】〔seiche〕地震や気圧・風向の局所的気象急変で, 湖沼や湾内に生ずる定常波。 セイシュ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.